土曜日のLECセミナーで
再現答案添削のリサーチ結果では
H17 平均点60 合格者75点(80点以上も続出)程度であり、
今年の予想としては(ざっくり予想)
計算は昨年より簡単なものの、記述の書き方で意外と差がつき、
平均点60 合格者70〜80点が多いのではとのことでした。
非常にハイレベルな状況ですが、財務はなんとか70点以上を確保しておく
ことが合格確率を高める一つの要因になるようです。。。
では、最後の再現答案を公表します!
【本番中の80分タイムマネージメント】
とにかくケアレスミス(単位見落としや単純な計算ミス等)での
失点だけは防ぎ、60点以上は確保しようと思っていました。
第1問の経営分析は、3つ中2つ合えばいいと割り切って、与件から
言える範囲に絞りました。
「問題点とその原因」という今までとは違った聞き方だったので
文章内容でその違いを示す自信がなかったので安全策をとって、
「問題点は〜。原因は〜」と書き方を統一し、原因も1つで言い切る
のはこわかったので重なることを承知で3つとも2つずつ挙げました。
第2問のCFは2回やっても合計でマイナス1にならず、財務CFから
逆計算しましたが、どうしても合わなかったのでここでこの問題は
部分点ねらいでいいと割り切って、過去の傾向で後半の問題はじっくり
やれば得点を取れると思っていたので第3問に移りました。
第3、4問はセット問題ととらえ、ここは絶対に落とせないと判断して
計算ミスがないように電卓は全て3回たたいて検算を徹底的に行いました。
第5問は最初に全設問をさらっと見た段階で
「おー、平成14年度とまったく同じじゃないかー」と思い、
改善策を問われなかった第1問の改善策がこの問題だと判断し、
自分の挙げた指標が改善されることがわかるように
最後の締めのキーワードにこだわって書きました。
最後、15分近くあまったので
まずは第1、第3、第4問の計算を全て2回検算し、計算ミスがないこと
と単位ミスがないかを再確認しました。
後5分で一度部分点ねらいに切り換えた第2問のCFに再度取り組み、
BS下のフォントを小さくした脚注があやしいことに気付きましたが、
出題者のややいじわるなわなの内容がわからずに後2分を切ってしまった
ので、ここを落としても7割は確保できると思って、誤字脱字のチェックを
して終了となりました。
結果としては、後半で得点を稼げたので各学校の解答例を見るかぎり
7割はなんとか確保できたのではないかと推察しています。
第2問を正解できた方で後半もしっかりと取れた方は80〜90点はいくような
事例だったのではないでしょうか?
【再現答案4】
第1問(配点30点)
@(a)売上高対販売費・一般管理費比率
(b)28.29%
(c)
問題点は、販管費の増加による利益圧迫であ
る。原因は、@社長の雇用決定による人件費、
A仕入不備による廃棄損、が増加したため。
A(a)商品回転率 (b)17.23回
(c)
問題点は、在庫増加による資産効率の悪化で
ある。原因は、@社長指示による品揃えの不
備、A店舗での仕入業務の不備があるため。
B(a)売上高営業利益率 (b)-0.21%
(c)
問題点は、売上高減少による営業利益の赤字
である。原因は、@顧客層別の品揃えの不備、
A大手コンビニ進出で競争が激化したため。
第2問(配点20点)
(設問1)
(a)−2百万円
(b)0百万円
(c)1百万円
(設問2)
D社のキャッシュフローは悪い状況である。
理由は、営業活動によるキャッシュフローで
事業展開に必要な資金を得られていないため。
第3問(配点20点)
(設問1)
(a)@26.67% A33.65% B34.18%
(b)@-1.57% A11.11% B22.78%
(設問2)
共通固定費控除前の売上高貢献利益率と売上
高構成比率から店舗タイプ別の採算性状況の
点に着目して結論を出すべきである。
第4問(配点15点)
ロードサイド店舗を2店舗、住宅街店舗を1
店舗増加させることが、毎年のキャッシュフ
ローが18百万円と一番多く、最適である。
第5問(配点15点)
(設問1)
時間帯別、曜日別、月別等の過去の仕入情報
や販売状況、在庫状況等のデータを活用し、
仕入業務の効率化と在庫水準の適正化を図る。
顧客層別の売れ筋、死に筋等の販売情報や商
品毎の売上状況等のデータを活用し、各店舗
に適した品揃えを行い、売上の向上を図る。